フィンランドの公用語フィンランド語についてまとめてみました。
どんな言語かよく知らない、、、
難しいってきくけど本当なの?
そんな疑問にお答えします。
概要
フィンランド語は、フィンランドの公用語です。
フィンランド以外では、スウェーデン南部の他、アメリカなどフィンランドからの移民が住む地域で話されています。
フィンランド人の90%以上がフィンランド語を第一言語として話しています。
北欧の中でも特殊な言語
フィンランドは北欧に属しますが、他の4か国の言語とは全く違います。
他の4か国は、ヨーロッパ言語の多くが属するインド・ヨーロッパ語族の仲間です。
一方、フィンランド語はウラル語族に属します。
他のウラル語族の言語は、エストニア語やハンガリー語などがあります。
アジア系言語って本当?
フィンランド語は時々アジア系の言語に似ているといわれています。
しかし実際フィンランド人はヨーロッパ系の民族ですし、言語がアジア系というのは単なる噂にすぎません。
アジア系に似ていると言われる原因は3つあります。
1つ目は、フィンランド語の属するウラル語族の言語が、主にロシア中部のウラル山脈付近で話されているからです。
ウラル山脈はフィンランドよりだいぶ東にあるので、アジアっぽいイメージがついているのだと考えられます。
2つ目は、フィンランド北部に住む原住民サーミ人がアジア系だといわれているからです。
因みに、サーミ人の話すサーミ語もウラル語族に属します。
しかしサーミ人がどこからやってきたのか、サーミ語はどのような変化をたどったのか、謎が多く残っています。
もう1つは、日本語といくつか共通点があるからです。
具体的なことは後程説明します。
難易度
語形変化が多い
フィンランド語は学ぶのが難しい言語と言われています。
考えられる理由としては、語形変化が多いからです。
フィンランド語は14もの格変化があります。
格変化とは、英語で言う I, my, meといった変化のことです。
(因みに英語の場合、主格、所有格、目的格の3つしかありません。)
フィンランド語は格変化に加え、単数形と複数形の変化があります。
そのため、名詞などの語形変化が非常に多く、難しく感じてしまうのです。
日本語との共通点
フィンランド語と日本語には共通点があります。
2つとも膠着語なのです。
膠着語とは、語幹となる言葉にさまざまな接辞をつけて語形変化する言語のことです。
たとえ語形変化していたとしても、元の言葉とそこにくっついている接辞の働きがわかれば、意味がわかるのです。
ただ、フィンランド語と日本語は違いも多くあるので、似ているといえるほど共通点があるわけでもありません。
読んで喋るだけなら簡単
ここでいう「喋る」というのは、発音の意味です。
フィンランド語の発音は、普通に日本語を喋っているときの音でも十分対応できます。
文字もローマ字とさほど変わりませんので、読むのも簡単です。
会話表現のフレーズを覚える程度でしたら気軽に挑戦できるでしょう。
勉強してみたいと思ったら
フィンランドは教育やライフスタイルの面から、最近注目が集まってきています。
よって教科書やアプリも充実しています。
まずはフレーズを覚えることから始めて、深く勉強したいと思ったら文法にも挑戦するとよいでしょう。
いかがでしたか?
今回はフィンランド語についてサクッと解説してみました。
是非参考にしてくださいね!
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