「フィンランドの物価は高い」
とよく言われますよね。
旅行に行くうえで、お金は重要な問題です。
そこで今回は、
・フィンランドは本当に物価が高いのか
・節約のポイント
について解説します。
結論:日本と同じorより高い
品目によりばらつきがありますが、
日本と同水準、または日本より高い
という感じがします。
物価は決して安くありませんが、贅沢をするとお金がかかるというだけで、節約することは十分可能です。
食事
観光で物価が気になる場面といえば、まず食費ですよね。
当たり前ですが、外食すると高くなります。
昼食は10€~
夕食は15€~
が目安です。
たとえば、夕食として、ロヴァニエミのリーズナブルなレストランでピザを頼んだ場合、15€前後(約1800円)しました。
1枚でも結構ボリュームがあるので、これは妥当な値段だと思います。
ただ、これは最低ラインです。
特に夕食でレストランに行くときは、20€を大幅に超えると考えても差し支えないでしょう。
次に、スーパーで買った場合を考えます。
目安は以下のようなかんじです。
パン2~3€
サラダ3€前後
レトルトのスープ3€くらい
10€あれば一通り買えます。
値段だけ見ると安くはないですが、サラダは量が多く、スープは具がゴロゴロ入っています。
日本のコンビニに比べるとコスパが良いと感じますね。
飲料
スーパーでペットボトル飲料を買うと3€(約360円)くらいします。
これは日本よりかなり高いですね。
レストランで飲み物を頼んでも同じくらいの値段です。
日本でカフェや居酒屋で飲み物を頼んでも同じくらいの値段するので、そう考えれば高くありません。
では、飲料代をおさえる方法はないのでしょうか?
1つだけあります。
水筒に水道水を入れて持ち歩くことです。
とはいえ、水道水を飲むことに抵抗がある人もいるかもしれませんよね。
でも大丈夫です。フィンランドでは水道水を飲むことができ、現地の人はよく飲んでいます。甘くておいしいですよ。
交通費
筆者が知る限り、日本とシステムが異なるので、比較できません。
なので、ヘルシンキで観光する場合どれくらいお金がかかるかを説明します。
ヘルシンキでは、決められた範囲内で乗り放題チケットを買うという形式です。
移動範囲と有効期限によって値段が変わってきますが、ヘルシンキ市内で24時間有効のチケットは8€(約1000円)です。
有効時間が長いほどお得になります。
トラム、バス、フェリーが乗り放題なので、上手く使えばコスパ良く観光できるのではないでしょうか。
宿泊
時期により変動しますが、いつのシーズンでもホテルよりAir bnbのほうが安いです。
Air bnbはいわゆる民泊です。地元の人の生活のような体験ができるというメリットができます。
ちなみに、ヘルシンキの四つ星ホテルを利用すると7月は一泊1.7~2.6万円します。(トリップアドバイザーより)
また、ホテルには電子レンジなどの調理器具がありませんが、Air bnbであれば揃っています。
なので、スーパーで買える食材の幅が広がります。
節約したいなら、どんな贅沢をしたいのか考える
フィンランドで物価が高いと感じるのは、付加価値税が高いからと言われています。
付加価値税とは、日本でいう消費税のようなものです。
原則は24%で、食料や交通費、本、薬など生活必需品には軽減税率が適用されます。
つまり、
暮らしに不可欠な品物やサービスは値段が抑えてあり、
贅沢品や嗜好品で多めにお金をとる
という方針なのです。
旅行はある種の贅沢なので、お金のことを考えすぎると満足な経験を得ることができません。
どんな体験をしたいのかよく考えれば、たとえ限られた予算の中でも、素晴らしい旅ができると考えています。
まとめ
・フィンランドの物価は日本と同じかそれより高い
・飲食を外ですませると高い
・生活必需品は価格がおさえられているが、贅沢品や嗜好品は高い
いかがでしたでしょうか。
今回は、フィンランドの物価事情について紹介しました。
ぜひ参考にしてくださいね。
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