冬のフィンランドといえば、とても寒いイメージがありますよね。
実際はどうなのでしょうか?
適切な服装も交えてお話しします。
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結論:緯度のわりには暖かい
フィンランドの国土は縦に長い形をしています。
そのため、地方によって気温がちがいます。
南部:0~-10℃
北部:-20~-30℃
北部は北極圏に入るくらいの北国なので、位置の割には暖かいんですね。
とはいえ、日本の大部分よりは寒いので、油断は禁物です。
ヘルシンキは意外と海風がつらい
ヘルシンキはフィンランドの南端に位置するので、そこまで寒くないイメージがありますよね。
確かに、フィンランドの都市の中では気温が高いほうです。
ところが実際は、海に面しているため、けっこう風が強いです。
なので、気温の割に寒いという落とし穴があるのです。
天気予報で出ている気温をあてにせず、暖かい恰好をしましょう。
最近は、体感温度を表示してくれる天気予報もあります。
それらを参考にするのもおすすめです。
北部の冬は重装備で
フィンランド北部、主にラップランドと呼ばれる場所は、だいたい-20~-30℃くらいになります。
経験したことのない気温だという人も多いでしょう。
どのくらいかというと、肌を刺すような寒さで、じっと立っていると辛いです。
まつ毛や眉毛も凍ります。
とはいえ、年によって寒さは変わります。
0℃前後まで気温が上がり、積もった雪が融けてしまう年だってあります。
風の強さは要チェック
気をつけてほしいのが、風の強さで体感温度はかなり変わるということです。
天気予報をチェックするときは、必ず風速も見てください。
一番辛いのは、じっとしているとき
一番寒く感じるのが、屋外でじっとしている時です。
動いていると身体が熱を発散するので意外と暖かいのですが、同じ姿勢をしていると熱をうばわれていく一方です。
具体的にいうと、
- オーロラが出るのを待っている時
- そりなどに乗っている時
などが当てはまります。
屋内施設に行く日は意外と平気ですが、一日中外にいる日やオーロラ観察をする日は、特に注意しましょう。
日によって気温がかなり変動することもわかっておきましょう。
旅行に行く際は、簡単に脱ぎ着できる服が役立ちます。
ちなみに、曇りや雪の日は一日中ほとんど気温が変わりません。
一方晴れた日は、日が暮れると厳しく冷え込む傾向があります。
服装はどうするべき?
基本は「重ね着」&「肌の露出をなくす」
セーターのような、頭からかぶるタイプの服はおすすめできません。
なぜなら、室内は暖房が効いていて、厚着をしていると暑いからです。
パーカーであれば暑くなってもすぐに脱げますが、セーターだと脱ぎ着が大変ですよね。
また、寒い地域ならではの現象として、「寒すぎて身体が痛くなる」というものがあげられます。
特に、頭に帽子を被っていないと非常につらいです。
耳まで覆えるニット帽を持っていきましょう。
- マフラー
- 帽子
- (スヌード)
- ダウンジャケット
- フリースまたはニット
- 保温効果のある肌着(極暖など)
- 手袋
- (スキー用手袋)
- スノーブーツ
- カイロ
スキーをする時の装備だと考えて大丈夫です。
特に足元が冷えるので、靴の中にカイロをいれるなどしましょう。
ヘルシンキでは、暖冬で雪が積もらない年もあります。
天気予報をみて、気温が0℃前後の日が続くのであれば、普通の靴も持っていきましょう。
眼鏡ユーザーは曇り対策をしよう
眼鏡をかけている人は要注意です。
冬になるとレンズが白く曇るのはよくあることですが、氷点下になると曇った部分も凍ってしまいます。
一度凍ってしまうと、くもりを取るのは大変です。
曇り止めをつけるか、コンタクトレンズを装着することをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
今回は冬のフィンランドの気温と服装について解説しました。
ぜひ参考にしてくださいね。
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