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これがエストニアの国旗です。
縦横比は、独自方式だと7:11、国連方式だと2:3です。
青、黒、白の3色で構成されています。
(某消しゴムに見えるのは私だけでしょうか、、、)
3色旗という点ではリトアニアと同じですね。
国旗の意味
実は、エストニア国旗の意味は公式には発表されていません。
そのため、いくつか異なる説が出回っています。
一部の説をキーワードでまとめると以下のようになります。
青:空、川、湖、海
黒:抑圧されていた暗黒時代
白:労働、明るい未来
国旗から読み取れる、エストニアの歴史
エストニアの国旗の一部から、エストニアの歴史を読み取ることができます。
黒
一般的には、黒は「暗黒時代」を表しています。
エストニアは中世から近代まで、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、ロシアなど、代わる代わる他の国の支配下に入っていました。
第一次世界大戦後にようやく独立を果たしましたが、第二次世界大戦時に旧ソビエトに併合された後はまた苦難の時代が続きます。
住民が当局によって突然逮捕されシベリアに送られたり、他の民族の移住が大規模に行われたりしました。
そんな苦難の時代を忘れないように、黒色が国旗に使われています。
白
先程、白には「明るい未来」という意味が込められていると書きました。
黒が表す「暗い過去」との対比で使われているのかもしれません。
現在のエストニアはIT立国であり、旧ソ連の中では成功をおさめている国に入ります。
長い間支配下にあったからこそ、2度と同じ苦しみを味わうことのないように、危機感を持ち前進する意図が込められているのでしょう。
国旗が制定された経緯
現在の国旗のデザインは、1881年にエストニアのタルトゥ大学の学生会が発案したものです。
19世紀末から国旗としての認識が広まっていきました。
1940年に旧ソ連に併合されたあとは、廃止されていました。
旧ソ連の支配下にあった時代は、エストニア国旗の使用が禁じられていました。
(国民は当時、旧ソ連の監視の目をくぐりぬけるため、国のシンボルとして民族衣装を代わりに使っていました。)
しかし1988年、再独立の機運が高まってくるとまた使われるようになりました。
いかがでしたか?
今回は、国旗を通じてエストニアについて簡単に紹介しました。
是非参考にしてくださいね!
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