フィンランド含め北欧ではよく食べられているお菓子ですが、
「なんともいえない独特の味がする」
「タイヤを食べた気分」
「世界一まずい飴」
など、世界的に決して良くはない噂が流れています。
そこで今回は、
- サルミアッキはおいしいのか
- 日本で入手する方法
- フィンランドでサルミアッキに遭遇しない方法
について紹介します。
Contents
サルミアッキとはどんなもの?
ファッツェルカフェで見つけたサルミアッキ贈答用セット。これなら嬉しいかな。黒と赤のテープで一体感がありデザイン的にも素敵ですね。 pic.twitter.com/cstZSgJyrB
— 北欧旅行フィンツアー (@finntour) June 13, 2019
サルミアッキとは、リコリスと塩化アンモニウムでできたグミキャンデーのことです。
リコリスは漢方に使われる薬草の一種で、甘草やカンゾウとも呼ばれます。砂糖の50倍以上の甘みがあります。
黒い色をしていて、オーソドックスなものはひし形をしています。
クセが強すぎて好みがわかれる味
サルミアッキの味についての悪評は、聞いたことがある人も多いでしょう。
たしかに、非常に独特の味がします。
筆者の場合、「意外といけるが、積極的に食べたいと思うほど好きな味ではない」という感想でした。
「本当にタイヤ味がするのか?」
という疑問についてですが、タイヤ味というのはあまり的確な表現ではないと思います(そもそも筆者はタイヤを食べたことがないので比較はできないのですが)。
「タイヤ味」と言った人は、食べられる味ではないという意味でそう言ったのでしょう。
ただ、食べられないくらいまずいかと聞かれると、個人差があります。
まずくて食べられないと言う人もいれば、クセになってはまる人もいます。
サルミアッキの味を具体的に分析してみると
サルミアッキの味がなぜ独特といわれるのか。
それは、口に入れた瞬間、甘味、塩味、えぐみなどが一度に襲ってくるからです。もはや口の中はカオスと化します。
甘味はリコリス、塩味やえぐみは塩化アンモニウム由来だと考えられます。
そのうえ、噛むとアンモニアっぽいきつい臭いがでてくるんです。このにおいが駄目な人も結構いるようです。
しかし、色々サルミアッキを食べてみて、意外なことがわかってきたのです。
サルミアッキは色々な味がある
さきほど「サルミアッキは非常に独特の味がする」と書きました。
ただ、サルミアッキといっても、商品によって味や食感は違うのです。
「サルミアッキ独特のカオスな味」が強いものもあれば、キャラメルみたいな味のもの、中にはメントール入りのものもあります。
日本でサルミアッキを入手する方法は?
サルミアッキは日本でポピュラーな食べ物ではないので、手軽に買えるわけではありません。
とはいえ、試しに食べてみたい気持ちもありますよね。
ここでは、日本でサルミアッキを入手する方法を目的別に紹介します。
試食したいならフリマアプリ
「少しでいいから、とにかくどんな味か知りたい!」
という方には、フリマアプリで買うことをおすすめします。
量に対して割高になってしまいますが、お手軽に買えるメリットは大きいです。
とはいえ、適切とは言えない状況で保管されていた可能性もあります。
自己責任で試しましょう。
大量に買いたいなら通販
「サルミアッキの魅力に気づいたのでたくさん食べたい」
「誰かが一旦買ったものは食べたくない」
という方は、通販で買いましょう。
コスパもよいですし、色々な種類のサルミアッキが買えます。
フリマアプリでの買い物に抵抗がある人も安心です。
日本語版サイトもあるので、英語がわからなくても大丈夫ですよ。
注意:フィンランドだと間違ってサルミアッキを買うことがある
サルミアッキはフィンランドの国民的なお菓子なので、フィンランドのスーパーでは普通に売られています。
しかも、アソートパックのような感じで他の味のグミと一緒に売られていたり、地味にサルミアッキが入ったお菓子が並んでいたりします。
つまり、適当にお菓子を選んで買うと、サルミアッキに遭遇してしまう可能性があるのです。
外国で未知の味に遭遇することも良い経験ではありますが、苦手な味の食べ物はできるだけ避けたいですよね。
そこで、筆者はサルミアッキ入りのお菓子を見分ける方法を見つけました。
- パッケージに黒い色が使われているお菓子は買わない
- パッケージの裏面にSalmiakkiと書いてあるものは避ける
- 量り売りのお菓子を買う
この3つです。
パッケージに黒い色が使われているお菓子は買わない
パッケージに黒い模様が入っているお菓子は、ほぼ100%サルミアッキが入っています。
https://twitter.com/FinEmbTokyo/status/1214803533771358208
結構おしゃれなパッケージだったりするので、惑わされて買わないようにしましょう。
とはいえ、あくまでもこれは個人的な経験による法則です。当てはまらない可能性もあります。
パッケージの裏面にSalmiakkiと書いてあるものは避ける
1つ目より確実な方法です。
我々が思っていたものと違うものを買ってしまう理由は、パッケージに書いてある言葉(フィンランド語)が読めないからですよね。
でも、Salmiakkiと書いてあれば、その商品にサルミアッキが入っていることがわかります。
量り売りのお菓子を買う
フィンランドのスーパーには、お菓子コーナーと別にガチャガチャのような機械があって、その中に飴などのお菓子が入って売られています。
この量り売りのお菓子の良いところは、中身が見えるところです。
黒いお菓子はだいたいサルミアッキなので、黒以外のお菓子を買えば避けることができます。
いかかでしたでしょうか?
今回は、サルミアッキの味や入手方法、回避する方法について紹介しました。
ぜひ参考にしてくださいね!
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