こちらがラトビアの国旗です。
なんだかオーストリアの国旗にも似ていますね。
ですが、特に関連はありません。
オーストリアの国旗は色が赤と白なのに対し、ラトビアの国旗は海老茶と白で構成されています。
ラトビア国旗の海老茶は、「ラトビアンレッド」と呼ばれています。
また、オーストリアの国旗とラトビアの国旗では、中央にはしる白帯の太さが異なります。
国旗の意味・由来
国旗を構成する2色の意味は以下のようになります。
ラトビアンレッド:血
白:誠実
もとになった旗は、「リヴォニア年代記」という文献に登場します。
現在のラトビア東北部からエストニア南部にかけての地域のこと。
かつてはリーヴ人と呼ばれる人々が住んでいたが、現在は住民のほとんどがラトビア人とロシア人である。
この文献によると、侵略者との戦いの際、負傷したある義勇軍の兵士を白い布でくるんだところ、布の両端が血で赤く染まったそうです。
その布を旗として使ったものが、国旗のデザインとして採用されました。
国旗に血の色が使われている理由がわかりますね。
制定された経緯
この国旗は、ラトビアが最初に独立を果たした3年後の1921年に制定されました。
しかし1940年に併合されたあとは、ソビエト連邦の一部として別の旗を利用することになります。
初期の国旗が再制定されたのは、1990年、つまりラトビアがソ連から独立を果たした頃でした。
いかがでしたか?
今回は、ラトビアの国旗の意味と由来について紹介しました。
ぜひ参考にしてくださいね!
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