ラトビア語ってどんな言語?難しいの?徹底解説

今回は、ラトビアの公用語、ラトビア語について紹介します。

・ラトビア語はどんな言語?似た言語は?

・旅行でラトビア語は必要?

・ラトビア語は難しい?

・学習教材はあるの?

など、よくある疑問に答えます。

 

ラトビア語は英語に似ている?

ヨーロッパは、似た言語が多いですよね。

しかし、ラトビア語は英語とかなり違います。

 

ラトビア語はバルト語派に属しています。

英語はゲルマン語派です。

そもそもヨーロッパの中でも違うグループなんですね。

 

仲間なのはリトアニア語

因みに、バルト語派には、隣国リトアニアで話されるリトアニア語もあります。

とはいえ、発音や読みは似ていても、時々似た単語があるくらいのものです。

片方の言語がわかればもう片方の言語を勉強しやすくなったり、お互いの言語で意思疎通ができたりするレベルではありません。

 

エストニア語は?

エストニアもバルト三国の1つですが、エストニア語は全然違います。

エストニア語は、バルト語派どころか、ラトビア語含めヨーロッパの言語の大半が属する大きなグループ、インド・ヨーロッパ語族に入っていません。

 

バルト三国というくくりはありますが、言語は意外と違うことがわかります。

 

ラトビア語は難しい?

ラトビア語はとても難しい言語です。

まず、文法が複雑です。

動詞、名詞、形容詞すべての語形変化が非常に多く、とにかく覚えることがたくさんあります。

発音も難しいです。

ラトビア語の音は日本語にない音だらけで、真似が難しにくいからです。

メモ

ラトビア語含むバルト語派は、ヨーロッパの言語の中でも古い歴史があります。

一般的に言葉は、時代が進むにつれて、使いやすいように変化する傾向があります。

ラトビア語は、古くから形をとどめている分、難しさもそのままなんですね。

 

 

旅行でラトビア語は必要?

ラトビアに旅行する時、ラトビア語を話す必要があるのか気になりますよね。

 

結論からいうと、どこに行くかによって必要性が変わります。

首都リガであれば、だいたい英語は通じます。

一方、観光地でも、ツェーシスでは、殆どラトビア語しか通じません。

ツェーシスにいくのであれば、ラトビア語の会話練習をおすすめします。

 

若者には英語でOK

若い人は英語を話せる人が多いです。

一方年配者は、英語がわからないがロシア語なら話せる、という人が多いです。

補足

年配の世代でロシア語が浸透している背景は、ラトビアがソ連の支配下にあった頃に生まれ育ったことが影響しています。

 

また、ロシア系の住民もいます。

彼らの中には、ラトビア語がわからない人が結構います。

ロシア系住民はロシア系のコミュニティで暮らしている場合が多く、関わることはあまりないでしょう。

 

ラトビア語の勉強法

ラトビア語はマイナーな言語なので学習者も少なく、日本語の教材はわずかしかありません。

 

代表的な学習書は、ニューエクスプレスシリーズの本です。

ダイアログ形式で、必要な単語や会話表現を覚えつつ、文法事項もおさえられるようになっています。

CD付なので、発音もきちんと練習することができます。

 

最近は、アプリでも勉強することができます。

無料のものもありますが、音質や使いやすさでいうと、一部有料のもののほうがおすすめです。

おすすめは以下の2つです。

・Ling(1020円/月、4440円/年)

・Simply(1100円)

Lingは、有料版を買うと他の言語もフル版で学習できるようになります。中身もかなり充実しています。

 

アプリは、単語や文法を覚えて会話ができるようになることを目的としています。

なので、文法の勉強には適さないというデメリットがあります。

文法の知識をつけたい場合は、書籍を使いましょう。

 

今回は、ラトビア語について紹介しました。

ぜひ参考にしてくださいね!

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