エストニアの人はどんなものを食べているのか、疑問に思いますよね。
特に日本とは全然気候が違うので、想像しにくいと思います。
そこで今回は、エストニアの食事の歴史と現在の食事事情について紹介します。
エストニアの伝統料理といえば?
エストニアの伝統料理といえば?ときかれてピンとくる人はかなり少ないと思います。
(エストニアがマイナーな国であることは置いといて)
それもそのはず、エストニアの郷土料理は地方や年代によって異なるのです。
つまり、イタリアでいうピッツァみたいな料理はエストニアには存在しないということです。
食事の歴史
エストニア人は、いつの時代もパンを食べてきました。
時代によって材料や種類が異なるので、パンの変遷も交え食事の歴史を紹介します。
~19世紀
実は、19世紀までのエストニア人の食事については不明な点が多いです。
この時代は隣接する諸国の支配下で農奴をやっていたので、食生活は貧しかったと考えられています。
雑穀すらも食べることができず、もみがらで作ったパンを食べていました。
飢饉で穀物が獲れない時は、どんぐりや粉砕した枝でパンを作っていました。
19世紀前半
現在のエストニア人の食事に欠かせないジャガイモが食べられるようになったのはこの頃です。
ジャガイモの栽培が始まったことで、飢饉に見舞われることも減りました。
家畜も育てるようになり、肉も魚も食べるようになりました。
19世紀後半
ここで画期的な調理器具が登場します。
かまどです。
パンは大麦パンが食べられるようになりました。
他に主食として、大麦と豆のスープ、ソバの実、オートミールなどが食べられていました。
近年の食事事情
近年は食生活が西欧化しており、地方ですら昔ながらの食生活が失われつつあります。
現在よく食べられているパンは黒パンという、ライ麦でできたパンです。
朝食
朝食は穀物中心です。
黒パンに、ソーセージ、ハムなどをのせて食べます。
白パン(小麦でできたパン)も食べることがあります。
他には、穀物がゆやシリアルを食べる人もいます。
エストニア人はコーヒーが大好きで、朝食によく飲んでいます。
他には、牛乳や飲むヨーグルトを飲む人もいます。
昼食
昼食は基本外食です。
食堂で食べることが多いですが、近年はレンジで温められる総菜を買う人も増えてきています。
時間をかけずに手軽に食べられるものが好まれるようです。
夕食
夕食は、肉も魚も食卓にのぼります。
ただ、都市部と農村部で事情が異なります。
都市部では、あっさりした味付けの料理が好まれます。
仕事帰りに総菜を買って帰る人もいます。
一方農村部では、乳製品のこってりしたソースを多用するなど、昔ながらの重め味付けの料理が好まれます。
農作業をするので、栄養価の高い料理が好まれるのかもしれません。
いかがでしたか?
今回はエストニアの食文化について紹介しました。
是非参考にしてくださいね!
最近のコメント