ヨーロッパには、可愛らしい民族衣装がたくさんありますよね。
ラトビアにも、とっても可愛い民族衣装があるのです。
今回は、そんなラトビアの民族衣装について紹介します。
Contents
民族衣装の基本構成
女性
- ブラウス
- ベスト
- スカート
- 腰帯
- 肩掛+サクタ
- 布製の冠(未婚)
- 頭巾(既婚)
未婚女性は、夏至の頃、野草で作った冠も被ります。
一覧には、多くの地域で共通するアイテムを載せました。地域によって、身に着けるものは少しずつ異なります。
一覧にはベストが書いてありますが、カーディガンを着る地域や、ブラウスのみ(上画像参照)の地域もあります。
男性
- シャツ
- ベスト
- ズボン
- 腰帯
- 長い丈のジャケット
- ブーツor革靴
帽子を被ることもあります。ツバがついている、濃い色のものです。
地域によっては、首元にリボンのようなものを身につけます。
子供は、半ズボンをはくこともあります。
ラトビア独自の特徴
リエルワールデ帯
https://twitter.com/finntour/status/1003594796328370176
リエルワールデ帯とは、ラトビアの民族衣装につける腰帯のことです。
幾何学的な文様が入っていて、帯の両端にはフリンジがついています。
これらの模様は、バルト神話やラトビアの自然をモチーフにしており、そのパターンは無限に存在するんです。
あらゆるものに神がいるという、ラトビア土着の宗教観があらわれています。
リエルワールデ帯の文様は、ラトビアの名産品ミトンにも編みこまれています。
肩掛とサクタ
https://twitter.com/chikuchikubalt/status/988344993986179072
ラトビアの民族衣装独自の特徴といえば、やはり肩掛です。
サヴシャと呼ばれ、様々な形があります。
サクタは、金属製のブローチのことです。サヴシャを留めるのに使われます。
魔力があると信じられており、祭日には3~9個のハート形サクタを付けます。
刺繍
女性のブラウスには刺繍が施されています。
なんと、全て手作業なんです。膨大な時間と手間がかかります。
様々な色の糸の刺繍があり、糸の色により刺繍の名前が異なります。
白色の糸のものはゼムガル、赤や多彩色の糸のものはアウグゼムと呼ばれます。
リトアニア「マルシュキニアイ」との共通点
ブラウス、ベスト、冠など、共通のアイテムがありますね。
写真だと見えにくいですが、腰帯もあります、
写真に写っているリトアニアの少女は帽子を被っていますが、リトアニアの未婚女性も植物で編んだ冠を被ります。
ラトビアの民族衣装は、柔らかい色合いなのに対し、リトアニアははっきりした色のものが多いです。
エストニアとの共通点
エストニアの民族衣装との共通点は、女性が大きくて円い金属製のブローチをつけていることです。
ラトビアでは、サクタと呼ばれていましたね。
エストニアの民族衣装は、地方による差異があるものの、胸元にブローチをつけています。
いかがでしたかでしょうか。
今回は、ラトビアの民族衣装について紹介しました。
ぜひ参考にしてくださいね!
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