海外に行くとき、現地の治安は気になりますよね。
そこで今回は、
- フィンランドは治安が良いのか
- どんな危険があるのか
- とるべき対策は何か
というポイントから、フィンランドでの治安と安全について解説します。
Contents
結論：治安は良い
フィンランドは、世界的に見ても非常に治安が良いとされています。
とはいえ、トラブルはゼロではありません。
あくまでも、世界の様々な国と比較した場合です。
人口当たりの殺人件数は日本より高く、観光客を狙ったスリも多発しています。
他の国同様、日本とは違う場所にいるのだとい意識をもって行動しましょう。
最も心配すべきはスリ
フィンランドに限らず、ヨーロッパ旅行の際のトラブルの大半は、スリだと言われています。
フィンランドはEUに加盟しているので、ヨーロッパの多くの国と容易に行き来できます。
他の地域から来たスリが、巧妙な出口で観光客を狙ってくるのです。
物乞いもいる
ヘルシンキの道端には物乞いがいます。
近くを通ると、お金を要求されることがあります。
特に、道に迷って地図とにらめっこしていると危険です。
移動の時は、経路をメモするなどし、立ち止まらないで済むように工夫をしてください。
ただ、さっさと歩いていても絡まれることがあります。
物乞いを見付けたらなるべく避けて通りましょう。
人通りの多い場所に注意
中でも、人が多い場所には、スリもたくさんいます。
できるだけ近づかないようにしましょう。行くときは更に身の回りに気を付けてください。
具体的には、
- 空港
- ホテルのロビー
- レストラン
- 観光スポット
などがあげられます。
また、ヘルシンキ中央駅付近には、麻薬中毒の若者もいるということです。
人が少なすぎても危ない
逆に、人目がほとんどない場所も犯罪がおきやすいです。
夜間に1人で出歩いたり、民家のない場所に行ったりすることは避けましょう。
どのような対策をすべき？
貴重品は目の届くところに
貴重品は
- パスポート
- 携帯
- お金
- カメラ
など、高価な物や、無くすと困る物がはいります。
スリは、常にターゲットを探しています。
そして、ターゲットがちょっと目を離した瞬間に盗むのです。
自分の持ち物は常に狙われているという意識を持って、見張って下さい。
それから、貴重品があるかどうかこまめに確認しましょう。
万一盗まれた場合に、いつまであったかがわかるので、捜しやすくなります。
パスポートは、鍵をかけたスーツケースの中に
貴重品の中でも、パスポートは特に大切で、狙われるものです。
何故なら、パスポートさえあれば帰国することができるからです。
そして、日本のパスポートは、ビザがなくてもたくさんの国に行くことができます。
最も効果的な盗難対策は、持ち歩かないことです。
使う予定がない日は、スーツケースの中にしまっておきしょう。もちろん鍵もかけてください。
パスポートは、万が一スられた時に備えてコピーと顔写真を持っていきましょう。
免税申請をする時には、パスポートが必要です。
多額の買い物をする日は必ず持ち歩きましょう。
持ち歩く現金は少額に
現金持ってなかったら買い物ができない！！
と思うかもしれませんね。
ですがフィンランドでは、殆どの場所でクレジットカードが使えます。
なので、多額の現金を持ち歩く必要はありません。
持ち歩く現金を少なくしておけば、万が一盗まれても損害が少なくてすみます。
持ち歩かない分はパスポート同様、スーツケースの中に入れ、スーツケースには鍵をかけておきましょう。
カードを使うことで、周りからお金が見える危険性を低くできるというメリットもあります。
クレジットカードだって、盗られたらお金を不正に使われてしまう恐れがありますよね。
万が一盗まれた時に備えて、カード会社の連絡先はあらかじめメモしましょう。
警戒感を出す
物理的な対策も大事ですが、精神面での対策も馬鹿にできません。
スリは、気の緩んだ観光客を狙っているからです。
常に周りを見回すことで、「ものを盗まれないように気をつけている」という雰囲気をだし、隙の無さをアピールしましょう。
冬は、事故にも気を付ける
冬のフィンランドは、夏にはない危険が潜んでいます。
何故なら、暗くなるのが早いうえ、雪による事故も起こるからです。
外が暗い時間が長い
まず、冬は日が短く、午後の早い時間でも暗くなってしまいます。
北部であれば、冬至のころは極夜になる場所もあります。
見通しも悪くなるため、犯罪リスクが高くなってしまうのです。
時間に余裕をもって行動しましょう。
氷の上にのってはいけない
雪の事故に関して特に注意したいのは、氷の上に乗ってはいけないということです。
現地の人には口を酸っぱくして言われました。
冬は気温が氷点下になり、湖には氷が張ります。
フィンランドには非常に多くの湖があるので、下は水になっている氷がたくさん誕生するのです。
氷の上にいるとき、氷が破けて湖に落ちてしまったら、命に関わります。
凍った湖の上でスキーをしている人を時々みかけますが、危険なので真似しないでください。
唯一の対策は、湖がある場所を避けること
しかし本当に危険なのは、氷の上には雪が積もっていて、どこが湖なのかわかりにくいことです。
でも大丈夫です。湖があるかどうか見分ける方法はあります。
道を歩いているとき、森林が途切れてだだっ広い雪原が出てきたら、その雪原は湖です。
木が生えておらず雪が積もっている、平らな場所が湖です。
フィンランドは国土の7割が森林に覆われており、土の地面にはだいたい木が生えています。
木がないところは、湖があると考えて間違いないでしょう。
治安と安全対策について理解できたでしょうか？
色々書きましたが、フィンランドは治安がよく、安心して旅ができます。
気をつけつつ、良い旅にしてくださいね！
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