ヨーロッパには、かわいらしい民族衣装がたくさんありますよね。
フィンランドも例外ではありません。
今回は、フィンランドの民族衣装の特徴やデザインについて紹介します。
フィンランドの民族衣装は2つある
実は、フィンランドで民族衣装と呼ばれるものは、2種類あります。
フィンランドには、フィン人とサーミ人2つの民族がいて、それぞれに民族衣装があるからです。
歴史は比較的新しい
![](https://i1.wp.com/siyu11.com/wp-content/uploads/2020/04/lake-scenery-1365288_1920.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
フィン人、サーミ人ともに長い歴史をもつものの、現在の民族衣装が誕生したのは比較的最近です。
フィンランドは寒いので、布の原料である綿や羊毛の生産が困難です。
衣服の材料は、動物の毛皮を使うか、他の地域から輸入するしかありませんでした。
そのため、布を使った衣服は、時代がすすんでから作られるようになったのです。
民族衣装の役割とは
Duodji are the handcrafts of Sapmi, the indigenous people of Northern Scandinavia. Today kids all over norway are learning Duodji in school.
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nor: https://t.co/pa4v8o9cuV
Eng: https://t.co/ChTnsLD1gB#livethelanguage #thatsnorwegian #skogfjorden #skog56 #duodji pic.twitter.com/Lol1U3KaoM— Skogfjorden (@Skogfjordenvenn) January 3, 2018
それぞれの民族衣装は、自らの民族意識や文化の象徴として、大切に保存されてきました。
民族衣装がその役割を持ちはじめたのは、18世紀ごろのことです。
フィンランドは他国に支配される時代が続いていたのですが、民族意識が芽生えてきたことから、そのシンボルとして民族衣装が確立されました。
特に、サーミ人の民族衣装は、民族意識の芽生えにより個性的な要素が強くなったと考えられています。
現在は、日常的に民族衣装を着る人はいませんが、祝祭日には、自らの地域の伝統的な衣装で儀式などに参加します。
カンサリスプク
フィンランドの人口の大半を占めるフィン人の民族衣装です。
フィンランドの南半分の地域で18世紀後半にうまれ、現代まで受け継がれてきました。
もい!4月の大使館開放イベント#FeelFinland では、フィンランドのフォークダンスのパフォーマンスもあったよ。真ん中のサッラさんは、小さいころからフォークダンスグループで踊ってて、日本でも教えてるよ。ちなみに、フィンランドの民族衣装は地域ごとに柄や装飾などが違うからバリエーション豊富! pic.twitter.com/ocqxPW8XsC
— 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) May 12, 2019
写真にあるように、カンサリスプクと一口にいっても、地方によってさまざまなデザインがあります。
多くの地域では、
女性は
- ブラウス
- ベスト
- スカート
- エプロン
- 白靴下
男性は
- シャツ
- ベスト
- ズボン
- ジャケット
- 帽子
を着ます。
これらのアイテムは、北欧の他の国々にも共通しています。
ただ、他の国に比べ、黒や赤、暗い色や濃い色が多い印象です。
コルト
IAB | ALUMNI NEWS
Alert all dancers in SWEDEN! BA (Hons) Dance Graduate and MA Dance student Liv Aira will be at Sámi Duodji giving a two-day workshop on the 2nd & 3rd February! #iabalumni #swedendance #dansa #danskurs #koreografen #dancelife #choreography pic.twitter.com/4907Do76Lg— IAB (@IABarcelona) January 25, 2018
フィンランド北部の先住民、サーミ人の民族衣装です。
サーミ人は、フィンランド以外にも、ノルウェー、スウェーデン、ロシアの一部にも住んでいて、それぞれ色や装飾品が微妙に違います。
コルトは、周辺の地域と比べても個性的なデザインをしています。
フィンランドのサーミ人は、青地に暖色系の模様が入った、色鮮やかな服を着ています。
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