リトアニア国旗は、黄色、緑、赤で構成された三色旗です。
今回は、このシンプルな旗に秘められた意味と由来について紹介したいと思います。
どんな意味が込められているの?
リトアニアの国旗を構成する3色にはそれぞれ以下のような意味が込められています。
黄:太陽、麦畑と繁栄
緑:森、希望、植物愛
赤:独立の時に流れた血、勇気、母国愛
キーワードでまとめるとこんな感じです。以下もっと詳しく書いていきます。
黄色
私たち日本人のイメージでいうと、太陽と言えば「赤」ですよね。例えば日の丸とか。
しかしリトアニアの国旗では、黄色で太陽を示しています。
他の意味では「麦畑」とありますが、実際リトアニアでは麦がお馴染みの食材です。
小麦も勿論ですが、ライ麦パンや黒パンもよく食べられています。
緑
緑というと、私たち日本人も、木や森などの自然をイメージしますね。
実際リトアニアは緑が多く、国土の3分の1を占めています。
近くの森へ出かけてキノコやベリーを採るなど、人々にとって森や植物は身近な存在なのです。
因みに五輪の開会式の服装にも緑色が採用されることが多く、リトアニアといえば緑色、といったイメージもあります。
赤
「独立のために流れた血」という意味で赤を国旗に採用する国は、リトアニア以外にも多いです。
こういった国々には、かつて他国の支配下であり苦労して独立を勝ち取った歴史があります。
リトアニアも例外ではありません。
中世のリトアニアは東ヨーロッパ最大の国でしたが、近代以降は2度ロシアの支配下に入りました。
1918年、1991年の独立の際には多くの人が戦い、死者も出ました。
いつ、どのような経緯でこうなったのか?
この国旗が決定されたのは、1918年のロシア帝国からの独立前です。
まず、赤と緑の横向きの2色旗が提案されました。
赤と緑は民族衣装でよく使われるからです。
しかし、より明るく見えるようにということで黄色が追加採用され、今の3三色旗となりました。
いかがでしたか?
今回はリトアニア国旗について紹介しました。
リトアニアの歴史や文化をよく知るために、ぜひ参考にしてくださいね!
最近のコメント